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2000年5月22日
sendmail virtual domain について
sendmail における virtual domain は sendmail 8.8 以降にて使用できます。
この場合の virtual domain は、バーチャルアドレスの実ユーザへの mappingを行っています。
例えば、mail.aaa.co.jp マシンが bbb.co.jp ドメインの MX としても指定されている場合に、マッピングファイルを次のようにしたとします。
tatou@bbb.co.jp tatou-v
これにより、tatou@aaa.co.jp は本来のユーザ tatou の mail box に配信されますが、tatou@bbb.co.jp 宛に届いたメールは tatou-v というUNIX ユーザに置き換えられ、mail box も tatou-v というメールボックスに配信される事となります。
pop クライアントからの login name は上記の例で言えば tatou-v となるはずですが、実際には確認してみないとなんともわかりません。
尚参考資料として下記がございます。
http://www.sendmail.org/virtual-hosting.html
sendmail に於ける virtual domain は(他でも同じだと思いますが) real userとのマッピングになります。
具体例をあげますと、
1. sendmail.cf で virtual domain のユーザデータベースの宣言をする。
CF での例)
USERTABLE_MAPS='bogus.co.jp=btree:/etc/mail/bogus-user'
2. 指定したデータベースファイルにマッピングを記述する。
user1@real.co.jp を v-user1@bogus.co.jp にマッピングした例)
user1:maildrop v-user1
3. db を作成する
btree での作成例)
# makemap btree bogus-user.db < bogus-user
4. DNS で Virtual Domain の MX を real domain の mail server に指定する。
制限という点では何を制限とするかによるので何とも言えませんが、 Solaris2.5.1 以前だと makemap コマンドは OS にはバンドルされておりません。
投稿者 AJ : 2000年5月22日 13:27
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