2001年3月22日
Solaris 8 の root の cron から起動されるコマンドの内容
Solaris 8 の root の crontab に設定されている各コマンドの意味を
10 3 * * 0,4 /etc/cron.d/logchecker
10 3 * * 0 /usr/lib/newsyslog
15 3 * * 0 /usr/lib/fs/nfs/nfsfind
1 2 * * * [ -x /usr/sbin/rtc ] && /usr/sbin/rtc -c > /dev/null 2>&1
30 3 * * * [ -x /usr/lib/gss/gsscred_clean ] && /usr/lib/gss/gsscred_clean
○ /etc/cron.d/logchecker
logchecker は、/var/cron/log ファイルが大きくなったときに /var/cron/olog に内容を移します。
○ /usr/lib/newsyslog
newsyslog は、/var/adm/messages ファイルを messages.x にバックアップをとります。
○ /usr/lib/fs/nfs/nfsfind
nfsfind は、/etc/dfs/sharetab の中から第3フィールドが "nfs" になっている行の先頭フィールド、つまりディレクトリ名を取得し、そのディレクトリの中を findで .nfs* ファイルを探し、7日以上変更がないものについては削除します。
○ /usr/sbin/rtc
rtc コマンドは UNIX システムと MS-DOS システムのタイムゾーン(時刻)を一致させるために使用されます。
このコマンドは x86(Solaris for PC)に含まれるものですので、PC を使用する環境でない場合には設定を無効にしてもかまいません。
○ /usr/lib/gss/gsscred_clean
Generic Security Service テーブル /etc/gss/gsscred_db に重複エントリがないかどうかを調べ、あれば削除します。
投稿者 AJ : 10:32 【トラックバック (0)】
2001年3月 8日
Solaris 8 でのホスト名の変更方法は?
Solaris 8 では uname コマンドの仕様がかわり -S オプションを実行しても
/etc/nodename ファイルが変更されなくなりました。
Solaris 8 でのホスト名の変更は下記の手順で行ないます。
1. /etc/hosts ファイルの修正
2. /etc/hostname.xxxx(xxxx は "hme0" などのインターフェイス名) の修正
3. uname コマンドでのノード名の変更
# uname -S 新ホスト名
4. /etc/nodename の修正
# uname -n > /etc/nodename
5. システムの再起動
投稿者 AJ : 10:29 【トラックバック (0)】
2001年3月 7日
パッチをインストールする方法
下記 URL より最新版のパッチが無償でダウンロード可能。
http://jp.sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access
各パッチには Install.info や README.123456-01 というようなファイルが用意されていますので、必ずご参照下さい。インストール方法や詳細が記載されています。
パッチによってはシステムの起動し直し(reboot)が必要になります。
また、パッチ適用時は可能な限りシステムにアクセスのない環境を推奨します。
個別にパッチをインストールする場合、基本的には下記のとおりです。
例)Patch-ID# 105181-23 (SunOS 5.6: Kernel update patch)
sun# cd 105181-23
sun# ls -F
Install.info* SUNWcar.m/ SUNWcsu/ SUNWkvm.u1/
README.105181-23 SUNWcar.u/ SUNWdrr.u1/ backoutpatch*
SUNWcar.c/ SUNWcar.u1/ SUNWhea/ installpatch*
SUNWcar.d/ SUNWcsr/ SUNWkvm.u/ prepatch*
sun# vi Install.info
sun# vi README.105181-23
sun# ./installpatch .
sun# vi /var/sadm/patch/105181-23/log
sun# reboot
「推奨 & セキュリティパッチクラスタ」をインストールする場合は下記のとおりです。
【パッチの適用手順】
1. 最新版の「推奨 & セキュリティパッチクラスタ」をダウンロードする。
カーネルのパッチ等を含むため、シングルユーザ・モードで起動して、インストールすることを推奨します。
そのため、「推奨 & セキュリティパッチクラスタ」はローカルのディスク上にダウンロードして下さい。
2. シングルユーザ・モードで起動します。
sun% su
Password: xxxxxxxx
sun# init 0
ok boot -s
#
3. ダウンロードした 2.6_Recommended.tar.Z ファイルを展開します。
# zcat 2.6_Recommended.tar.Z | tar xvf -
# cd 2.6_Recommended
# ls -F
# vi CLUSTER_README
4. インストールを開始します。
# ./install_cluster
Return code が発生する場合がありますが、インストールが継続している場合は無視して下さい。
ちなみに、Return code の意味は各パッチの installpatch シェルスクリプト・ファイルに記述されています。
sun% cd 123456-01
sun% ls -F
sun% vi installpatch
:
# Exit Codes:
# 0 No error
# 1 Usage error
5. インストール終了後、/var/sadm/install_data/Solaris_2.6_Recommended_logファイルを確認して下さい。
Return code の詳細やエラーが発生していないか確認して下さい。
sun# vi /var/sadm/install_data/Solaris_2.6_Recommended_log
6. 問題ないようであれば、システムを起動し直して下さい。
sun# reboot -- r
投稿者 AJ : 10:25 【トラックバック (0)】
2001年3月 1日
/var/preserve以下のファイルの役割について
/var/preserve ディレクトリの下に大きなファイルが存在しているがこのディレクトリの下のファイルはどんな役割があるのか?
また削除してもかまわないのか?
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回答:
次の資料を参照。
必要なければ消去してもかまいませんし、システムが影響を受けることもありません。
INFODOC ID: 21696
SYNOPSIS: Purpose of the directory: /var/preserve
DETAIL DESCRIPTION:
This directory contains the temporary files which are created when the "vi dumps" or if it gets a hangup signal, much less likely after a system crash. "vi -r" or "ex -r" lists all the files that were being editted when vi was killed.
As long as any user doesn't need this data, they can delete these files.
This is also a part of cleaning the system disk space. You can also put an entry in crontab to clean out these files on a regular basis:
15 4 * * * find /var/preserve/ -mtime +7 -a -exec rm -f {} ¥;
投稿者 AJ : 10:21 【トラックバック (0)】