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2000年6月29日

Solaris 8 での utmp と wtmp の扱いについて

Solaris 8 で

「WARNING : /var/adm/utmp exists! See utmp(4) for more information」

が表示される、/var/adm/utmp が存在してはいけないのだろうかと調べるとSolaris 8 では、プロセスID の拡張に伴い /var/adm/utmp , /var/adm/wtmp は廃止され、システムへのアクセス情報を保管するファイルは以下のように変更されているらしい。

/var/adm/utmpx : システムへの接続セッション数を格納するファイル。

/var/adm/wtmpx : 日付が変更され、システムがマルチユーザモードになると、1組の日付変更レコードが追加されるファイル。

また、これらの事は、utmp(4) のオンラインマニュアルにも記載されている。

[ man utmp からの抜粋 ]

DESCRIPTION
The utmp and wtmp database files are obsolete and are no
longer present on the system. They have been superseded by
the extended database contained in the utmpx and wtmpx data-
base files. See utmpx(4).

投稿者 AJ : 13:38トラックバック (0)

2000年6月20日

/var/tmpに出来るファイル

質問:

/var/tmpに出来るファイルについて教えてください

現在/varの領域が一杯になりつつあります。
そこで調べてみたところ
/var/tmp/配下に
-rw------- 1 root other 1066420 Jun 5 21:11 Ex0000002107
-rw------- 1 root other 100851712 Jun 5 15:34 Ex0000003651
-rw------- 1 root other 0 Jun 5 18:58 Ex0000017570
-rw------- 1 root other 24576 Jun 5 22:39 Ex0000024193
-rw------- 1 root other 20480 May 4 19:46 Rx0000011841
-rw------- 1 root other 8192 Mar 22 16:56 Rx0000021475
-rw------- 1 root other 8192 Apr 30 19:57 Rx0000025945
といったファイルが出来ています。これは何のファイルでしょうか。
ファイルは移動してありますが、削除してよいものなのでしょうか。
又、/var/adm/messagesは違ったパーティションに置けないでしょうか。


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回答:
/var/tmp 配下にファイルがある場合、/tmp とは異なり、定期的に整理しない限り、reboot で自動的には削除されませんので、必要がなければ削除する必要があります。

Ex から始まるファイルは、vi エディタを使用すると一時的に作成されるファイルですが、通常、vi が正常に終了されると、このファイルも削除されます。
また、ファイル名の最後の数字が、vi の pid となっています。
しかしながら、vi が異常終了した場合に、残り続けてしまうことがあるようです。
従いまして、pid が存在せず、日付が古く、内容を確認された上で必要がなければ、削除していただいて結構です。

Rx で始まるファイルが何によって作成されたかは分かりませんでしたが、
Ex 同様の事が言えるのではないかと思います。

また、/var/adm/messages ファイルを別のパーティションに置けないか、についてですが、これは、このファイルの容量が増加傾向にあるので、他の空きのあるパーティションに移動させたいという事かと思いますが、もし、/var/adm/messages ファイルの内容を定期的に整理したいということであれば、次の方法を行う事で対処願います。

1. /var/adm/messages ファイルの内容のみ消去

# cp /dev/null /var/adm/messages

2. cron により定期的に1の処理を行わせる。

# EDITOR=vi;export EDITOR
# crontab -e
(最後に次の行を追加する)

30 3 * * 0 cp /dev/null /var/adm/messages

投稿者 AJ : 13:35トラックバック (0)

 
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