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2006年9月28日

ファイルシステムの修復が必要かどうかチェックする方法

fsck コマンドの -m オプションを使用することでファイルのシステムの検査のみを行うことが可能。

[手順例]


  1. スーパーユーザになる

  2. 対象のファイルシステムをアンマウントする。

    # umount /dev/dsk/c0t0d0s7

  3. fsck -m を実施します。


 ======================================================
 # fsck -m /dev/rdsk/c0t0d0s7
** /dev/rdsk/c0t0d0s7
ufs fsck: sanity check: /dev/rdsk/c0t0d0s7 okay
======================================================

上記のように "okay"が出力された場合、ファイルシステムのチェックを行う必要はない。

以下の例の場合では、ファイルシステムのチェックが必要であることを示している。この場合、fsck コマンドを実施してファイルシステムの修復を行う必要がある。

 =========================================================
 # fsck -m /dev/rdsk/c0t0d0s6
 ** /dev/rdsk/c0t0d0s6
 ufs fsck: sanity check: /dev/rdsk/c0t0d0s6 needs checking
=========================================================
 
 <参考資料> 
 fsck のman マニュアルより
 
  -m 検査だけで修復は行いません。このオプションを指定する
と、ファイルシステムがマウントできる状態かどうかが検査
され、該当する終了ステータスが返されます。ファイルシス
テ ムがマウントできる状態であれば、fsck は次のメッセー
ジを表示します。

ufs fsck: sanity check: /dev/rdsk/c0t3d0s1 okay

  Solaris のシステム管理 (基本編)
>> 43. UFS ファイルシステムの整合性チェック (手順)
http://docs.sun.com/app/docs/doc/817-3491/6mj34vle7?a=view

投稿者 AJ : 20:44トラックバック (0)

2006年9月27日

Google Maps Plugin 2.6.1 (E)

Google Maps Plugin 2.6.1 Google Maps Plugin 2.6.1
アドレスブックに登録されている住所を「Googleマップ」や「Google Earth(*)」で表示するためのプラグイン。(要・OS X 10.3.9以上)[フリーウエア]

http://www.briantoth.com/addressbook/

投稿者 AJ : 11:39トラックバック (0)

2006年9月14日

Amazon Album Art 2.9 (J/E)

Amazon Album Art 2.9iTunesで再生中の曲のカバー画像をクリック1つでAmazonから検索し、iTunesのアートワークとして埋め込めるDashboard用ウィジェット。Amazon.co.jpでの日本語のアーティスト名にも対応。Googleイメージ検索とも連携します。(要・OS X 10.4以上)[フリーウエア]

http://www.widget-foundry.com/widgets/amazonart.htm

投稿者 AJ : 11:28トラックバック (0)

2006年9月 6日

svcs コマンドで表示されるサービスの状態

Solaris10から、SMFというものによって従来の UNIX の起動スクリプト、init 実行レベル、および構成ファイルを補強するインフラストラクチャーを提供している。

svcs コマンドは、サービスインスタンスの状態、開始時刻、および FMRI を表示する。
各サービスの状態は次のいずれかになる。


・degraded

サービスインスタンスは有効だが、限られた能力で実行されている。

・disabled

サービスインスタンスは無効で、実行されていない。

・legacy_run

従来のサービスは SMF によって管理されないが、監視することはできる。
この状態は従来のサービスでのみ使用される。

・maintenance

サービスインスタンスに、管理者が解決しなければならないエラーが発生した。

・offline

サービスインスタンスは有効だが、サービスが実行されていないか、利用できる状態にない。

・online

サービスインスタンスは有効で、正常に起動された。

・uninitialized

この状態は、すべてのサービスの構成が読み込まれる前の初期状態。

<参考資料>
Solaris 10 System Administrator Collection - Japanese
>> Solaris のシステム管理 (基本編)
>> 14. サービスの管理 (概要)
http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0378/6n2qdlvum?a=view

投稿者 AJ : 20:08トラックバック (0)

2006年9月 4日

パスワードロック(*LK*)を解除する方法

前回に続き、passwdコマンドのTIPS.

Solaris10 では、passwd コマンドに新しく -u オプションが追加された。
-u オプションを使用すると指定したユーザのパスワードロックを解除し、以前ロック前に使用していたパスワードをそのまま利用することができる。

実行結果は、以下の通り。


  1. 現在 yusaku ユーザにはパスワードが設定されている。

    # grep yusaku /etc/shadow [CR]
    yusaku:qc2u/9D2RtAII:13392::::::


  2. passwd -l コマンドを使用して yusaku ユーザのパスワードをロックする。

    # passwd -l yusaku [CR]
    passwd: yusaku のパスワード情報が変更されました

    # grep yusaku /etc/shadow [CR]
    yusaku:*LK*qc2u/9D2RtAII:13392::::::
    ^^^^
    追加される


  3. passwd -u コマンドを使用して yusaku ユーザのロックを解除する。

    # passwd -u yusaku [CR]
    passwd: yusaku のパスワード情報が変更されました

    # grep yusaku /etc/shadow [CR}
    yusaku:qc2u/9D2RtAII:13392::::::
    ^^^^^^^^^^^^^
    *LK* が削除されている



以前のパスワードを使用してログインを試みますと正常にログインできることが確認できる。

# telnet localhost [CR]
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
login: yusaku
Password:XXXXXXXX [CR]
Last login: Fri Apr 7 13:56:10 on console
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic January 2005

$

投稿者 AJ : 09:59トラックバック (0)

2006年9月 2日

非ログインアカウント(NP)のパスワードフィールドを作成

ログインユーザとして使用しない非ログインアカウントを作成する際に、/etc/shadow ファイルのパスワードフィールドに NP を設定するが、Solaris10 では、passwd コマンドに新しく -N オプションが追加されたため、ツールを使わなくてもコマンドから指定したユーザの /etc/shadow ファイルのパスワードフィールドに NP を設定することができる。

実行結果は、以下の通り。

  1. 現在 yusaku ユーザにはパスワードが設定されている。

    # grep yusaku /etc/shadow [CR]
    yusaku:qc2u/9D2RtAII:13392::::::


  2. -N オプションを使用して、yusaku ユーザを非ログインアカウントとして設定。

    # passwd -N yusaku [CR]
    passwd: yusaku のパスワード情報が変更されました


  3. /etc/shadow ファイルのパスワードフィールドに NP が設定されていることを確認。

    # grep yusaku /etc/shadow [CR]
    yusaku:NP:13392::::::


投稿者 AJ : 10:47トラックバック (0)

 
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